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AI時代に残る仕事は「自走型御用聞き」だけかも
2026-09-25
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AIが、数学の未解決問題だったナビエ・ストークス問題の解法を出した。

法律でも、ニッチな分野の法律的見解を正確に出せるらしい。

プログラミングは言うに及ばず。以前は数千万円かけて作っていたものが、数日で作れるようになった。

数学や法律、エンジニアリングなど、高度な専門性が必要とされていた作業を、AIが次々とこなせるようになっている。

進化のスピードも、収まる気配を見せない。

私自身、零細企業を経営しているが、税理士や社労士、顧問弁護士などとの契約はすべて解約した。

まったく困らないどころか、むしろ諸々がものすごく効率的になった。

正直、「何年もトレーニングしないと習得できないスキルで、作業をこなします」という仕事は、すでにAIでほぼ陳腐化している気がする。

だから、ほとんどの知的作業は、もう代替されると思う。

では、これから何にお金を払ってもらえるのか。

「私はこの作業の専門家です」だけでは厳しくなる。

一方で、「あなたの幸福に寄与することなら、なんでもしますよ」という人には、まだ頼みたいことがある。

AIで代替できる作業なら、「これ、AIで代替しましょう」と動く。

AIで解決できないなら、専門家を呼んで解決してもらう。

組織が揉めているなら、仲裁する。

目標を達成できないなら、原因を突き止める。

自分の専門にこだわらず、顧客のためになることを、とにかくなんでもする人だ。

これは、要するに御用聞きではないか。

もちろん、「言われたことしかやらない人」を御用聞きと呼ぶこともある。

ここで言いたいのは、言われなくても気を利かせて、顧客のためになることをする人だ。

「自走型御用聞き」とでも呼べばいいのかもしれない。

作業をAIに頼めるようになっても、顧客自身が、何を頼めば自分の状況がよくなるのか分かっているとは限らない。

相談するほどの問題だと思っていないこともあるだろう。

でも、見る人が見れば、「それ、こうすればいいんじゃない?」と言える。

今のところ、AIも基本的には相談されてから動く。

その手前で問題に気づき、頼まれていなくても解決に向けて動く。

要は、「おせっかい」である。

言われなくても問題を見つけ、解決してくれる。

これからお金を払ってもらえるのは、そういう人なのではないか。

ただ、このおせっかいも、人間にしかできないとは限らない。

AIが勝手に情報を集め、「あなたはこれに困っているのでは?」「こうすればよくなるのでは?」と提案してくることは、十分ありそうだ。

考えてみれば、広告はすでに、こちらの行動を追跡して商品を勧めてくる。

おせっかい自体は、もう自動化され始めている。

だから、自走型御用聞きになれば、ずっと安泰という話ではない。

ただ、依頼された作業をこなすだけでは、ますます厳しくなる。

顧客の幸福に寄与する意志を持ち、言われる前に問題を見つけ、使える手段で解決する。

少なくとも、そこまでやらないと、食っていくのが厳しい時代になってきたのではないか。