Gemini 3.0を試した。
性能に驚いた。
多くのホワイトカラーが失職する未来が浮かぶ。
ブルーカラーも安泰ではない。
AIが進化する過程で、ロボティクスの進歩も加速するだろう。
ロボットによる代替と、失職したホワイトカラーの大量流入により、ブルーカラージョブの経済価値も地に落ちる可能性がある。
AIによる代替が進む中で、人間に残る提供価値は何か?
私は所有・主体性・人間関係の3つだと考えている。
そして具体的な活動は、投資・政治・ブランド構築に絞られてくるのではないか。
AI時代は、これらに全振りするのが良さそうだ。
以下、説明する。
これからの提供価値:所有・主体性・人間関係
所有
AIが進歩しても、財産権が維持される限り、所有は侵害されない。
但し、所有しているものが無価値になる可能性はある。
(例:AIにディスラプトされ倒産する企業の株)
よって、所有物がどのような価値が依拠するのか、見ていく必要がある。
消費財であれば、愛着など(例:ぬいぐるみ)。
収益資産であれば、生理的欲求など(例:住宅)。
AIで価値が減退しないものを所有しなければならない。
主体性
AIは主体的に何かを始めない。
自我がない限り。
(自我が芽生えた場合は、もはや別次元なので、ここでは扱わない)
AIエージェントは、最初の指示を与えれば、連鎖的に作業をこなしてくれるが、最初の指示もなく自発性に何かを始めることはない。
最初の指示とは、つまりアジェンダ設定である。
AIに何をさせるかのアジェンダ設定は、人類が握ることになる。
人間関係
自我がない限り、AIはただの機械である。
人類は社会的な生き物なので、自我のある存在との関係を欲する。
従って、家族や友人、仲間、競争相手などが、AIに代替される将来は考えにくい。
(繰り返しになるが、AIに自我が芽生えない限り。芽生えた場合は、AIが友人になったりするだろうが、今とは別次元なので割愛)
トートロジーっぽく聞こえるが、人間関係は、人間の手に残り続ける。
生き残る活動:投資・政治・ブランド構築
投資
所有×主体性=投資。
何を所有するか決め、必要なリソースを策定し、AIや人に実行させるのは、投資意思決定である。
細かいアロケーションはAIがするにしても、全体方針は、これからも人間が決定していくことになる。
政治
主体性×人間関係=政治
誰といかなる関係を結ぶかを決定し、調整していくのは、政治である。
関係性には、利害関係(ゲゼルシャフト) vs. 共同体関係(ゲマインシャフト)など、色々な整理の仕方があるものの、これらを創造し維持していく活動である政治は、人が社会的生物である限り、続いていく。
ブランド
所有×人間関係=ブランド
人間関係において、人が所有しているものは何か?
自分に対する他者の認識である。
これは、キャラや信頼と呼ぶこともできるが、集団に対しても使える単語として、「ブランド」が適切に感じられる。
ブランドには色々あるが、AIで毀損されないのは、人間的な気質に関するブランドである。
「役に立つ」、「有能」といった、機能的なブランドは、AIの進展で毀損する可能性がある。
一方、価値観や信念、性格といった深層気質に関するブランドは、AIに左右されない(例:「高潔な人」、「情に厚い人」など)。
個人または集団として、どのようなブランドを築いていくかは、人の手に委ねられる。
まとめ
AI時代を生き残るには、所有・主体性・人間関係を大切にして、投資・政治・ブランド構築に時間を全振りするのが良さそうである。
その際は当然、AIをフル活用する。
理想は、投資・政治・ブランドが渾然一体となった、唯一無二の人物になり、自分にしか提供できない価値を、AIで超効率的に届け続ける状態。
その方法を模索していきたい。